top of page

 社会全体が複雑性を増している現在、従来の知識と方法だけでは問題を解決することが困難になっています。また、決定権を持つ一部の人だけに頼ることも最善策とは言えません。このような状況に対応するためには、従来の枠組みに捉われずに、多様な知識や経験を融合する仕組みが必要です。

 それが「共創(co-creation)」です。

 実現するためには、ひとりひとりの自律思考が磨かれ、各々の果たすべき役割を明確にする必要があります。そして、共創が動き始めると良い成果が生まれ、関わる人の心を豊かにします。

 

 「共創」は未来をつくる力です。あなたの組織でも、21世紀の価値を生み出す「共創」によって、希望に満ちた未来づくりを今すぐ始めましょう。

「共創」という未来

◆共創に必要な基盤

共創に必要な3つの「心構え」

共創に必要な基盤

 共創を立ち上げるためには、参加する人々の中にその基盤として、3つの「心構え」が必要となります。それは、「全体観をもつ」、「対等な関係をつくる」、「自律思考で行動する」です。
 

 ■全体観を持つ

 社会や組織の問題は、要素が複雑に関わり合っており解決は簡単ではありません。問題の一部を切り取って対応するのではなく、幅広い観点から問題を捉える必要があります。そのためには、特定の分野に拘らず、多方面から観察し全体像を捉えることが必要です。

 

 ■対等な関係をつくる

 同じ目的をもって行動する仲間であるという認識のもとに、所属や役職等の上下関係を持ち込まないことです。関わる全ての人が対等であるという認識を深め、行動する仲間(チーム)としての関係をつくることです。

 

 ■自律思考で行動する

 自律とは、他者からの支配や制約を受けず、自らの規範に従って行動することです。自己と他者との関係を捉え直し、他者の価値観を尊重し、誰でもが主体性を持って発言し、行動することが大事です。

◆共創の循環を回す

「共創の循環」をつくる4つの要素

共創の循環を継続的に回す

 組織の中に「共創」を生み出すためには、上記に示す「心構え」を形成した上で、左の図に示す循環を回すことが必要です。

 4つの要素はそれぞれが独立したものではなく、相互に関連しながら連続するものです。

 

①関係性を深める

 共に助け合う仲間どうしでお互いの「才能」を認め合い、自由に意見を交換できる「対等な関係」を深めることが重要です。それは共通の目的に向かって強みを束ねる求心力をつくります。

 

②思考力を高める

 働くことの「本質」を理解した上で、目的意識を高め、達成すべき「価値」を明確にして、「未来」の具体化を目指します。それはこれからの時代に適応できる新たな考え方を養います。

 

③決断力を強める

 価値の高い成果を生み出すためには、ひとりひとりが当事者意識を持って、自信に満ちた主体的な決断をすることが必要です。それは次の時代のイノベーションを生み出します。

 

④全体観を極める

 特定の専門分野に拘らず、社会や組織の問題の全体像を捉えて、現状を広範に把握する視点が求められます。それは仕事のあり方や組織のあり方の本質に迫ります。

上記の「4つの要素」について、職場の仲間とともに体験しながら学ぶ研修(ワークショップ方式セミナー)を提供します。

bottom of page